基本2

1️⃣基本1で作成した「ひな型ブック」に入力画面を作成


1️⃣-1️⃣ 「基本1」で作成した「ひな型ブック」「Sheet1」に入力画面を作成します。



1️⃣-2️⃣ 作成した入力画面に「印刷範囲の設定」をします。
      ※ここでは、下の「売上伝票」入力画面を作成し、赤枠を印刷範囲として設定します。
       印刷範囲の内側がブラウザに表示されます。

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1️⃣-3️⃣ シート名「Sheet1」「名前」を付けます。ここでは、「Uriage」 とします。
      ※「シート」名は、各画面の名前となります。自動作成ツールで作成した場合は、
        データベースのテーブル名にもなります。アプリの中では、シート名「Sheet」
        まま使用することはできません。必ずシート名を付けます。
 
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2️⃣エクセル作成時の注意点

この後の「基本3」で実行する自動作成ツールを使用する場合には、エクセルで画面をデザインする際、以下のルールを守ってください。これは、画面作成と同時に入力規則設定したセルから、データベースのフィールドを作成するからです。

2️⃣-1️⃣ ルール その1
      タイトルと入力セルは「横並び」「上下で隣接」させたデザインにしてください。
      ※タイトルとセルの間が空くとデータベースのフィールドと認識されないため、
       その入力セルはデータベースのフィールドが作成されません。

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2️⃣-2️⃣ ルール その2
      タイトルに記号「 # $ % & 」などは使わない。記号をタイトルに使う際は、
      自動作成した後にデザインを変更します。※自動作成ツールを使用しない
      場合は、このルールは適用されません。

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3️⃣エクセル画面の項目に入力規則を設定

この後の自動作成で、画面と一緒にデーターベースが作成されます。そのデータベースの作成に入力規則の設定が必要となります。入力規則の設定は、エクセルの操作になります。
セルを選択→「データ・タブ」を選択→「データの入力規則」をクリックします



3️⃣-1️⃣ ルール その3
      データを入力する各セルに、「入力規則の設定」をします。
      ①~⑩のセルに下記の内容で入力規則設定をしましょう。
      ※ここでは、①~⑩に下記内容としてます。
       最小値、最大値などは実際のデータに合わせて調整しましょう。

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エラーメッセージ・タブのタイトルに「calender」と入力すると、マウスが入力セルをクリックした際、カレンダーのポップアップが表示されるようになります。

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設定タブの「空白を無視する」のチェックは、初期値チェックがついています。 
チェックを外すと入力必須項目となります



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「入力値の種類」で整数にすると、整数のみ入力ができ小数点数にすると、小数点を含む数値の入力ができます。

「入力時メッセージ」にメッセージを入力すると、入力項目の上にマウスがあたるとメッセージが表示されます。

「エラーメッセージ」は、入力規則で指定した範囲以外の桁数を入力した場合や、
入力必須が空の場合に表示されます。




4️⃣入力規則設定した項目とデータベースの関係

データベースのフィールド内容は、入力規則設定の内容で作成されます。ここでは「得意先」に設定した入力規則からデータベースのフィールドがどのように作成されるか説明します。


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入力値の種類を「文字列(長さ指定)」、最小値を「1」、最大値を「50」とした時、フィールドは下図のように作成されます。



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データ型が「短いテキスト」、桁数が最大値の「50」で作成されます。



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※ここでは、AccessDBで説明しています。その他のDBでも入力規則で設定した内容でフィールドサイズが決まります。



5️⃣入力規則設定の設定項目

入力規則設定で、データの種類や桁数、入力可能な値の範囲、エラーメッセ時などを設定できます。ここでは、入力規則設定の項目について説明します。

この後の「基本3」で実行する自動作成ツールを使用する場合、入力規則で設定した内容がフィールドの「データ型」「桁数」となります。また、入力時の必須項目の指定やエラーメッセージ、入力サポートメッセージの設定もこの入力規則で設定します。
後から入力必須の変更や、フィールド名、データ型、桁数などの追加、変更も可能す。その場合は、データベースの修正や画面の修正を手作業で行います。



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入力規則の「入力時メッセージ」を設定すると設定箇所にマウスが触れた際、入力時メッセージに入力したメッセージが画面に表示されます。入力時のサポート機能として使用すると便利です。



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「エラーメッセージ」を設定することで、入力内容が入力規則の設定外の時、
「エラーメッセージ」を入力画面に表示できます。



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また、設定タブの「空白を無視する」のチェックを外した時も、エラーメッセージを
入力画面に表示します。「空白を無視する」のチェックを外すとその項目は、入力必須となります。



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