基本3
1️⃣自動作成ツールでアプリを作成
「基本2」で作成した入力画面から、自動作成ツールを使用して入力画面を作成します。
1️⃣-1️⃣ 「伝票番号」のセルを右クリックします。
1️⃣-2️⃣ 表示メニューから「XCuteナビゲーション」をクリックします。
1️⃣-3️⃣ 次に表示されたメニューから
「ひな型ヘルプ(ひな型ナビ+行列差し込み+DB作成可能)」をクリックします。
1️⃣-4️⃣ メッセージの「OK」をクリックします。
「OK」をクリックすると自動作成が開始され、ひな型シートに作成した内容の
WEB画面が作成されます。
1️⃣-5️⃣ メッセージの「Yes」をクリックします。
「Yes」をクリックすると入力規則に基づいてAccessのデータベースが「基本1」で
作成したフォルダに作成されます。
1️⃣-6️⃣ メッセージの「OK」をクリックします。
自動作成ツールで入力画面、レポート、テーブル、データベース が作成されました。
下図の①②③は自動作成で作成されたものです。
① ひな型シートから自動作成された入力画面 (WEB画面の表示の仕方は基本3です)
② パネル画面の中に①で使用するレポートとテーブル
③ データベース ※ここでは、AccessDBを使用しています。
① ひな型シートから作成された入力画面
② パネル画面に作成されたレポートとテーブル
③ Accessのテーブル内容
※Accessのテーブル内容です。(Accessは基本1で作成したフォルダに作成されます)
なお、Accessがインストールされている場合となります。
※Accessがインストールされていない場合は、「.pls」のDBとなります。
2️⃣自動作成ツールで設定された箇所を微調整
2️⃣-1️⃣ 続いて、ユニーク・キーの設定をします。
ユニーク・キーにするフィールドのパネル画面下にある「キー指定」から
「キー(必須)」を選択します。
※ユニーク・キーの設定は、入力画面では重複を防ぐための必須の設定です。ユニーク・キーは 複数設定することも可能です。ここでは、伝票番号をユニーク・キー設定して います。
2️⃣-2️⃣ 次に、自動設定された「フィルタの設定」を修正します。
R2C8セル(2行目の8列目のセル) をクリックします。セルに自動設された
「フィルタの設定」内容が表示されますので、下記の赤字に修正します。
=IF(R5C4<>"","FILTER伝票番号=" & R5C4,"GONEXT")
※フィルタ設定は、データを読書する時に条件に一致したデータを画面に表示したり、データを読み込んだりするためのものです。
※設定位置は、セルR2C8以降にします。
※複数の設定ができます。 その場合はフィールド名ごとにR2C8,R2C9,R2C10と横に並べて設定します。
※ここでは、伝票番号が一致した設定にします。
2️⃣-3️⃣ 次に、自動作成された「ボタン」の設定を修正します。
ここでは、R14、C3セル(14行目3列目のセル)に作成されているボタンの表示文字
「メニュー」を「戻る」に修正します。
2️⃣-4️⃣ 続いて、クリックした時の動作設定を修正します。
ここではボタンと同じ行の、R14、C15(14行目15列目のセル)をクリックします。
セルに自動設定された「ボタンの設定」内容が表示されるので下記の赤字に修正します。
※ここでは「WriteReport=UriageList」としています。
="|TYPE=BUTTON|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteReport=UriageList’;”
3️⃣開発エリアとブラウザ表示エリアについて
ひな型シートの1~3行目は開発エリアです。
ここに用意されたコマンド(命令)を設定することでブラウザに データを表示したりデータベースに書き込んだりするなどのコントロールをすることができます。
ひな型シートの1列目に$$Del($$除去)または$$Hideを設定すると書き出したデータをブラウザ上から削除することや画面上そのデータを非表示にすることができます。
ブラウザ表示範囲は、その範囲に対応する開発範囲は画面の右側となります。
ひな型シート左側の15行目に 「戻る」ボタン を設定する場合、右側の15行目のオレンジ色2のセルに動作設定します。「戻る」ボタンの隣に 「更新」ボタン を設定する場合は、右側の15行目のオレンジ色3のセルに動作設定をします。この様に左側の画面の各セルに対応した設定は、右側の対になるセルに行います。
4️⃣レポート / テーブル / ひな型の設定の関係
レポートとテーブル
レポートは、ひな型シートとデータベースを読書するために使用し、テーブルはそのレポートが使用された時のデータベースになります。レポートとテーブルのリンク設定は、テーブルを右クリックした時に表示される、「ひな型の設定」で行います。
テーブルのひな型の設定
テーブルのひな型の設定は、各テーブルに設定します。
この設定をすることでレポートとひな型シートとをリンクさせることがます。
❚ 対応レポート:
初期値で、使用するレポートの名前が入力されます。
❚ ひな型シート:
使用する画面のシート名又は、内部的に処理するために使用するシート名を 入力します。
❚ テーブル1レコードの読書範囲:
1レコードデータを読書をする範囲をひな型シートから指定します。
この指定範囲以外のデータは読書きできません。
5️⃣入力項目とフィールドのリンク設定
テーブルのひな型の設定
ひな型の設定で、1レコードの読み取り範囲は設定します。
テーブルの各フィールドをひな型シートのどの位置で読書するかの設定は、パネル画面の「セル位置」で行います。
パネル画面の各フィールドの下にある「セル位置」''''にフィールド名と対になる型シートのセル位置をセットすることで、フィールドとひな型シートのセルをリンクできます。
「セル位置」を空欄にすると、フィールドデータは、ひな型シートに読書されません。
6️⃣検索画面を自動作成ツールで作成
6️⃣-1️⃣ 検索画面用の「レポート」を作成します。
パネル画面の赤点線枠のあたりで、右クリックします。
表示された「レポート新規登録」をクリックします。
6️⃣-2️⃣ 新規レポート名に「レポート名」を入力し、「新規登録」をクリックします。
※ここでは「UriageList」とします。
「UriageList」のレポートが追加されます。
6️⃣-3️⃣ 作成したレポートに「テーブル」を追加します。
レポートを右クリックし、表示されたメニューから「テーブル追加」をクリックします。
※ここでは、「UriageList」レポートにテーブルを追加します。
6️⃣-4️⃣ レポートへテーブルを追加 ウィンドウが開きます。
表示されたデータベースの種類一覧から「Access(*mdb)」をダブルクリックします。
※ここではAccessを選択しています。実際にご使用のデータベースを選択してください。
6️⃣-5️⃣ ファイルを選択するためのウィンドウが開きます。
検索画面に使用するデータベースをダブルクリックします。
※ここでは自動作成のデータベース「UriageDB.mdb」を選択しています。
6️⃣-6️⃣ テーブルの選択ウィンドウが開きます。
検索画面に使用するテーブルをダブルクリックします。
※ここでは自動作成で作成したテーブル「Uriage」を選択します。
テーブが追加されます。
これで検索画面に使用するテーブル(データベース)の選択ができました。
6️⃣-7️⃣ 6️⃣-6️⃣で作成したテーブルを選択します。
次に、パネル画面のメニューから「ツール」を選択します。続いて表示されたメニュー
「検索ページ or PopUpListの自動作成」をクリックします。
※ここでは、レポート「UriageList」のテーブル「Uriage」を選択します。
6️⃣-8️⃣ 「検索ページor PopUpListの自動作成」画面が開きます。
「検索ページ」が「●」になっていることを確認し、「実行」をクリックします。
6️⃣-9️⃣ メッセージの「OK」をクリックします。検索画面の自動作成が開始されます。
検索画面が作成されました。
※検索画面の項目は、テーブルのフィールドによります。ここでは図の様になります。
6️⃣-🔟 次に自動作成された検索画面から入力画面へ行く、リンク設定を修正します。
ここではR15C22(15行目22列目)のセルに設定されたリンクタグを、下記の赤字に
修正します。
="<A HREF='procgi.exe="&R1C5&"&WriteReport=Uriage&Set_R5C4=&
="&RC9&"' >閲覧編集</A>“
上記リンクタグの「Set_RxCxコマンド」は、WriteReportで指定したレポートにリンクしているひな型シートに値をセットする命令です。
※ここでは、ひな型シート「Uriage」のR5C4のセル(5行目4列目のセル)に 検索画面の9列目で選択した「伝票番号」がセットされます。
■検索画面の入力項目とリンク設定の内容 ※自動作成の場合は設定の必要はありません。
■ひな型の設定内容
検索画面は、手動で作成することもできますが、その場合は検索画面のデザインやデータベースとのリンクなどの設定をすべて手動で行います。
この後の基本4で、デザインは自動で作成されるため作成後に、データサイズに合わせて列や行の幅や文字サイズなどを修正したり追加します。
データベースの変更
自動作成で入力規則に基づきデータベースが作成されますが、データベースを作成後にフィールドを追加したり桁を増減した場合などはXCuteツールの「テーブル構成再読込」で変更することができます。