OPTION 2
▶1:データをエクセルでダウンロード・アップロード
データをエクセルでダウンロードすることや、ダウンロードしたエクセルから一括でデータを追加・修正できます。
▶2:ダウンロード・アップロードの作成手順
▶3:完成
❙ ダウンロード・アップロード 完成図
ダウンロードは、ダウンロードするデータの範囲を指定するための画面がなくてもできます。その場合、全てのデータがダウンロードされることになりますので、データ量によっては時間がかかる場合があります。ここでのアップロードは、ダウンロードしたエクセルからデータを一括更新するためのものになります。画像、PDF・エクセル・ワードなどのアップロードはOP9添付ファイルを参照ください。
▶4:手順1
❙エクセルでダウンロード期間を選択する画面を作成
【1】新しいシートを追加しダウンロード期間を指定する画面を作成します。
※ここでは下のようにします。
【2】赤枠の範囲を印刷範囲として設定します。
【3】「シート名」を付けます。※ここでは「DownMenu」とします。
【4】ブラウザで表示するための設定をします。
画面の上で右クリックし「XCuteナビゲーション」、「ひな型ナビ」の順にクリックします。
【5】「OK」をクリックします。
【6】次のメッセージも「OK」をクリックします。
【7】次に、ブラウザでデータをやり取りするために必要なFORMタグを設定します。
画面の上で右クリックし「Xcuteナビゲーション」、「ひな型ナビ」の順にクリックします。
【8】「OK」をクリックします。
【9】「OK」をクリックします。
【10】「OK」をクリックします。
XCuteは、ExcelのHTML変換を利用しているため、Excelで作成した画面に入力フィールドやボタンなどの機能を追加するための「タグ差込」が必要です。自動作成した画面には、この「タグ差込」も自動的に設定されていますが、シート追加で作成した場合には、このタグ差込がないため設定が必要になります。「タグ差込」は、ひな型シートの印刷範囲の右上に「;htmltag」と「FORM」タグ、右下に「/FORM」タグが設定されます。ブラウザでデータをやり取りする時にはこれらのタグが必要となります。
▶5:手順2
❙ ポップアップ画面用のレポートとテーブルを作成
【1】ダウンロード「開始日」と「終了日」に入力規則を設定します。
図の赤枠を右クリックします。
【2】「XCuteナビゲーション」を選択し「入力エリア(カレンダー)」をクリックします。
【3】「OK」をクリックします。
【4】「OK」をクリックします。
【5】「データの入力規則」ウィンドウが開き「開始日」と「終了日」を設定し「OK」を
クリックして閉じます。
初期値で入力されている、開始日・終了日を変更することも可能です。変更する場合は、開始日・終了日に必要な期間を入力してください。
【6】「終了日」にも同様の入力規則を設定します。
データを入力する項目には、入力規則の設定が必要です。自動作成ツールを使用せず、手動で画面作成した場合には、各入力項目に入力規則を設定してください。この設定がないとブラウザからデータ入力できません。
▶6:手順3
❙ ダウンロード・ボタンを作成
【1】ダウンロード・ボタンを作成します。赤枠の「ダウンロード」を右クリックします。
【2】「XCuteナビゲーション」をクリックし、次に「送信ボタン(WriteReport)」
をクリックします。
【3】「OK」をクリックします。
【4】ボタンの動作設定をします。開発エリアに設定されたセルをクリックし赤字に修正します
="|TYPE=SUBMIT|NAME=WriteReport=DownList"
❙Submitボタンとリンク・ボタンの違い
Submitボタン
▶Submitボタンは、入力画面で入力したデータをボタンの中に保存しそのデータをサーバーや別画面に送信する ことができます。
▶別画面にデータを送信するときに、送信位置を指定しない場合は、別画面の同じ位置にデータが送信されます。
※今回の開始日、終了日がこの例になります。 指定画面の開始日、終了日の位置とダウンロード画面の開始日、終了日を同じにしているため、位置指定がなくてもダウンロード画面へ送信されてます。別な位置にデータを指定する場合には、Set_コマンド使用します。
リンク・ボタン
▶リンクボタンは、Submitボタンの様にボタンにデータを保存することはできませんが、Set_コマンドを使用することでデータを指定位置に送信できます。
Set_コマンド
▶送信するデータを特定位置に送信する場合は、Set_コマンドを使用します。(ただしSet_コマンドは、単体では使用できずWriteSheet,WriteReport,ReadReportと合わせて使用しなければなりません。)
※サンプル ="|TYPE=BUTTON|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&DwonMenu!R1C5&"&WriteReport=UriageList&Ser_R12C5="&R13C5&“’;”
(ボタンのある画面のセルR12C5のデータをUriageList画面のセルR13C5にセットする)
▶7:手順4
❙ 前画面へ戻る・ボタンを作成
【1】前の画面へ戻る・ボタンを作成します。赤枠の「前画面へ」を右クリックします。
【2】「XCuteナビゲーション」をクリックし、次に「リンク・ボタン」をクリックします
【3】「OK」をクリックします。
【4】ボタンの動作設定をします。開発エリアに設定されたセルをクリックし
赤字に修正します。
="|TYPE=BUTTON|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteReport=UriageList';"
▶8:手順5
❙ ダウンロード用シートを作成
実際にダウンロードした時のエクセルシートをデザインします。
※ここでは、期間指定したデザインと同じにしています。
【1】新しいシートを追加し下図のように作成しましょう。
ダウンロード用のひな型シートは、データベース・フィールドを全て指定することも、一部指定することもできます。
【2】シートに 「シート名」を付けます。※ここでは「UDownList」とします。
【3】ダウンロード用のコマンドを設定します。セルR2C7を選択し右クリックします。
【4】「Xcuteナビゲーション」から「EXCELOPEN」をクリックします。
【5】「OK」をクリックします。
【6】セルR2C7の設定に赤字の拡張子をこのようにEXCELOPEN=S,xlsに追加します。
ここでダウンロードする拡張子を設定します。
EXCEL=xls
PDF = PDF
CSV = CSV
【7】ダウンロード範囲の開始日・終了日が入力された時にその範囲データのみ
ダウウンロードされる設定をします。セルR2C8を右クリックします。
【8】「XCuteナビゲーション」をクリックし、
次に「FILTERfieldname>=(日付)」をクリックします。
【9】「OK」をクリックします。
【10】同様にセルR2C9にも「FOLTERfieldname>=(日付)」を設定します。
【11】セルR2C8の設定内容を赤字に修正します。
=IF(&R16C7<>"","FILTER日付>=" & TEXTR16C7,"YYYY/MM/DD"),"GONEXT")
【12】セルR2C9の設定内容を赤字に修正します。
=IF(&R2C9<>"","FILTER日付>=" & TEXTR2C9,"YYYY/MM/DD"),"GONEXT")
FILTERは、条件に合ったデータに絞ることができます。IF関数などにより、指定セル内容と条件が一致した場合は、データを読み書きし一致しない場合はGONEXTにより右隣りのセルに移動します。2行目のセルR2C8以降にFILTER設定がある場合は、空白のセルになるまで順次その設定が実行されます。
▶9:手順6
❙ ダウンロードのレポートとテーブルを作成
【1】ダウンロード用の「レポート」を作成します。パネルの赤枠あたりで右クリックします。
【2】「レポート新規登録」をクリックします。
【3】新規レポート名に「レポート名」を入力し「新規登録」をクリックします。
※ここでは「DownList」とします。
【4】レポートが追加されます。
【5】レポートへテーブルを追加ウィンドウが開きます。
データベースの種類から「Access(*mdb)」をダブルクリックします。
【6】レポートへテーブルを追加ウィンドウが開きます。
データベースの種類から「Access(*mdb)」をダブルクリックします。
【7】ファイル選択ウィンドウが開きます。データベースをダブルクリックします。
※ここでは「UriageDB.mdb」をダブルクリックします。
【8】テーブルの選択ウィンドウが開きます。テーブル名を選択しダブルクリックします。
※ここでは「Uriage」をダブルクリックします。
▶10:手順7
❙ テーブルとひな型シートをリンク
【1】テーブルとダウンロードするセルとリンク設定します。
テーブルとリンクさせるひな型シートのセルを選択します。
【2】リンクするテーブルをクリックします。
画面下のにテーブルのフィールドとデータの一部が表示されます。
※データは100件まで表示されます。
【3】「セル位置」を右クリックすると、ひな型シートの
セル位置一覧が表示されます。
一番上の「セル位置」を選択します。※「セル位置」は手入力もできます。
ここではセルR19C6とします。
【4】ひな型シートのセル番号がセットされます。
【5】残りのリンクが必要なひな型シートのセルすべてにセル位置を設定しましょう。
ひな型シート
ひな型シートとは、エクセルでデザインした入力画面や検索画面、内部的に使用するエクセルのことです。
パネルのテーブルとひな型シートのリンク
データベースからデータをひな型シートへ書き出す・ひな型シートからデータを読み込むには、ひな型シートとテーブルをリンクさせる必要があります。リンクの設定は、ひな型シートのセル位置をパネルのセル位置にセル番号を指定します。自動作成の場合は、このリンク設定も自動で行われます。
▶11:手順8
❙ テーブルにひな型シートの読取範囲を設定
【1】読み取り範囲を指定します。ひな型シートの赤枠を選択します。
【2】リンクするテーブルを右クリックし、「ひな型の設定」をクリックします。
※ここではレポート:DownListのテーブル:Uriageを選択します。
【3】「ひな型の設定」ウィンドウが表示されます。「取り込み」ボタンをクリックすると、
ひな型シートにシート名が設定されます。
【4】「全行自動選択」を選択します。
※ここではカーソルに関係なく全データを書きすため全行自動選択にします。
【5】「範囲の取込」をクリックすると、ひながたシートで選択した赤枠の
範囲が設定されます。
※ここで指定した範囲のデータが読書の範囲となります。範囲指定以外のデータは読書されません。
【6】「OK」をクリックします。
ここまででダウンロード作成は終了です。
❙ ひな型の設定
ひな型の設定では、リンクするレポートやひな型シート、1レコードを書出す/読込むためのひな型シートの範囲指定などを設定します。(青色箇所は初期値です。)ひな型の設定は、1つのテーブルに対して必ず必要となります。
▶12:手順9
❙エクセルでアップロード画面を作成
【1】新しいシートを追加し、アップロードするファイルを選択する画面を作成します。
※ここでは図の様にセルR13C5:R13C7はセルを結合します。
【2】赤枠範囲を印刷範囲とします。
【3】「シート名」を付けます。※ここでは「UpMenu」とします。
【4】ブラウザで表示できるようにします。手順1で「ひな型ナビ」を追加しましょう。
="<FORM METHOD='POST’ENCTYPE='multipart/form-data'ACTION='procgi.exe'><INPUT NAME='P' VALUE='"&R1C5&"' TYPE='HIDDEN'>"
ENCTYPE=‘multipart/form-data’ は、ブラウザからデータを送信するために必要な設定です。この設定で、データをアップロードできるようになります。
▶13:手順10
❙ アップロード・ファイルを指定できるようにする
【1】アップロードするファイルを指定する箇所に入力規則を設定します。
赤枠を右クリックします。
【2】「XCuteナビゲーション」をクリック選択し、次に「入力エリア(文字)」をクリックします。
【3】「OK」をクリックします。
【4】「データの入力規則」ウィンドウが開きます。
「エラーメッセージ」タブをクリックし、タイトルに「file」と入力します。
※ここに「file」と入力すると参照ボタンのついた入力フィールドにします。
アップロードするファイルを選択できます。
【5】「OK」をクリックします。
【6】 開発エリアに、黄色のセルが設定されます。
ここに「|name=file 」と入力します。
※エラーメッセージで入力したfileと同じ名前をここに入力することでブラウザからサーバーに
ファイルが送信できます。
▶14:手順11
❙ アップロード・ボタンを作成
【1】アップロード・ボタンと前画面へ戻るボタンを作成します。
前画面に戻るボタンを作成し赤枠の「前画面へ」を右クリックし「手順4」の手順でボタンを
作成します。
【2】アップロード・ボタンを作成します。赤枠の「アップロード」を右クリックし、
「手順3」の手順でボタンを作成します。
【3】開発エリアに設定された、アップロード・ボタンを下の赤字に修正します。
="|TYPE=SUBMIT|NAME=ReadReport=UpList;"
▶15:手順12
❙ 新しいシートにアップロード画面作成
【1】データのアップロードは、ダウンロードしたエクセルをアップロード
します。そのためにダウンロードと同じデザインが必要です。
新しいシートに図のデザインを作成します。
【2】「シート名」を付けます。ここでは「UpList」とします。
【3】セルR2C7の上で右クリックし「XCuteナビゲーション」を選択します。
次に「UpLoad」をクリックします。
【4】「OK」をクリックします。
【5】「UPLOAD」がセットされます。
▶16:手順13
❙ アップロード画面とテーブルをリンク
【1】アップロードする範囲を指定します。ひな型シートの赤枠を選択します。
【2】リンクするレポートとテーブルを作成します。
「手順6」の方法でアップロード用のレポートとテーブルを作成します。
※ここではレポート:UpList テーブル:Uriageを選択します。
【3】テーブルの上で右クリックでひな型の設定をクリックします。
【4】「ひな型の設定」ウィンドウが表示されます。「取り込み」ボタンを
クリックすると、ひな型シートにシート名が設定されます
【5】「範囲の取込」をクリックすると、ひな型シートで選択した赤枠の範囲が設定されます。
※ここで指定した範囲のデータがアップロード範囲となります。
範囲指定以外のデータは読書されません。
【6】「取込(削除セル)」の左入力欄にセル番号を入力します。
※アップロードする際に、ここで指定したセルに「DEL」と入力すると
そのデータは、データベースから削除されます。
【7】「OK」をクリックします。
【8】テーブルとひな型シートをリンクさせます。
▶17:手順14
❙ 検索画面にダウンロード・アップロードボタンを作成
【1】検索画面に「ダウンロード」、「アップロード」ボタンを作成します。
図を参考にリンクボタンを作成しましょう。
【2】作成した各ボタンの動作設定を修正します。
アップロードボタンの設定
="|TYPE=BUTTON|Style=|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteSheet=UpMenu’;”
ダウンロードボタンの設定
="|TYPE=BUTTON|Style=|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteSheet=DwonMenu’;”
これでダウンロード・アップロードが完成しました。確認してみましょう。
検索画面の上で右クリック→「XCuteナビゲーション」→「EXCELシートをブラウザで開く」をクリックします。
❚ WriteSheet
エクセルのひな型シートの印刷範囲をブラウザに表示させます。
❚ WriteReport
指定のレポートからブラウザにデータを書き出します。WrirteReportには、NextコマンドとFilterコマンドなどの補助コマンドがあります。
❚ ReadReport
指定されたレポートの設定に従って、Excelシートよりデータを読み取り、データベースへ保存します。