OPTION 5
▶1:グラフ画面を作成
エクセルのグラフ機能で集計グラフを作成します。
▶2:グラフ作成手順
▶3:グラフ完成図
グラフは、エクセルのグラフ機能を使用します。
グラフ作成には、そのグラフに合ったテーブルが必要です。例えば、月別合計や取引先合計などの集計が含まれる場合は、Accessのクエリでテーブルを作成する、やパネルでSQL文を記述する方法でグラフに必要なテーブルを作成します。※ここでは、Accessのクエリでテーブルを作成します。
グラフ種類は、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフなどエクセルのグラフ種類ですべて作成できます。ここでは、売上合計一覧とグラフの両方を表示する画面にしましたが、グラフだけの画面でも作成できます。
▶4:手順1
❙ 新しいシートにグラフ画面をひな型シートを作成
グラフ用のひな型を作成するには、データ書出し前になるため一旦仮データでグラフを作成します。仮データは、グラフ作成後に削除します。その後、作成したひな型シートとテーブルをリンクさせることでグラフ作成できます。※グラフ作成はエクセル操作で行います。
【1】新しいシートを追加し、グラフ用のひな型シートを作成します。
グラフのレイアウトは下図とし、表に仮データを入力してグラフを作成します。
【2】グラフ作成後、仮データは削除します。グラフエリアのみ表示されます。
【3】ブラウザに表示するため赤枠の印刷範囲を設定します。
【4】エクセルの数式を入力し税込金額を求めます。<=売上金額+消費税>
【5】追加したシートに「シート名」を付けます。
※ここでは「UGurafu」とします。
▶5:手順2
❙ ブラウザ表示設定と前画面に戻るボタンを作成
【1】 ブラウザ表示設定をします。
グラフ画面の上で右クリックし「XCuteナビゲーション」→「ひな型ナビ」をクリックし表示
されたメッセージの「OK」をクリックします。
【2】もう一度、グラフ画面の上で右クリックし「Xcuteナビゲーション」
→「ひな型ナビ」をクリックし表示されたメッセージの「OK」をクリックします。
緑色の「FORM」が追加されブラウザ表示できるようになります。
【3】前画面に戻るボタンを設定します。リンク・ボタンを作成するセルを
右クリックします。※ここでは赤枠の前画面へを右クリックします。
「XCuteナビゲーション」→「リンク・ボタン」をクリックし表示されたメッセージの
「OK」をクリックします。
【4】設定された内容を赤字に修正します。
="|TYPE=BUTTON|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteReport=UriageList’;”
▶6:手順3
❙ Accessのクエリでテーブルを作成
※ここでは、基本操作で自動作成した「UriageDB.mdb」を使用します。
※作成中のアプリ「Uriage」は、閉じずに開いたままとします。
【1】データベース「UriageDB.mdb」を開きます。
既に作成済みのテーブル一覧が表示されます。
※ここで使用するAccessは、基本操作で作成したフォルダにあります。
【2】グラフ用のクエリを作成します。
「作成」タブをクリックし「クエリデザイン」ボタンをクリックします。
【3】クエリ作成画面が表示されます。
右側の「テーブルの追加」ウインドウ からテーブルをダブルクリックし、選択したテーブルが
左側のクエリエリアに表示されます。※ここでは「Uriage」をダブルクリックします。
【4】クエリエリアにあるテーブルからグラフ作成に必要なフィールドを
選択します。必要なフィールドをダブルクリックで、下に追加されます。
※ここでは「得意先」「金額」「消費税」を選択します。
【5】得意先をグループ化し、金額と消費税を合計します。
「クエリデザイン」タブをクリックし「集計」ボタンをクリックします。
【6】下の「集計」を赤枠の内容に変更します。
・得意先:グループ化
・金額 :合計
・消費税:合計
※ここでは、得意先ごとに金額と消費税を合計する設定にしています。
※「集計」ボタンを選択すると下の集計に集計する種類が選択できるプルダウンが表示され
ます。
【7】下クエリに名前を付け保存します。クエリエリアの右上にある「✖」を
クリックし表示されたメッセージの「はい」をクリックします
【8】名前を付けて保存ウィンドウの「クエリ名」に名前を入力し「OK」を
クリックします。※ここでは「Q_Uriage」としています。
【9】クエリの作成が終了しました。Accessを閉じてください。
Accessのクエリとは
1つまたは複数のテーブルから抽出したいフィールドやその詳細条件を設定しデータを抽出できるようにするものです。クエリ自体はデータを持っていませんが、クエリを実行すると、設定した条件で架空のテーブルが作成されます。
パネルのSQL文
パネルにSQL文を直接指定することもできます。
※使用するデータベース(Access,ODBC,ORACLE,SQL Server,DB2)によって、記述方法が異なります。
▶7:手順4
❙ グラフ画面用レポートとテーブルを作成
【1】グラフ画面用のレポートとテーブルを作成しましょう。
※基本操作のレポート作成、テーブル作成手順を参照ください。
※ここではレポート名を「Ugrafu」とし、テーブルを「Q_Uriage」を選択します
【2】ひな型シートとテーブルをリンク設定します。
ここでは「得意先名」「売上金額」「消費税」をリンクさせます。
【3】ひな型の設定ウインドウを開き設定します。
ここでは赤枠の通りに設定します。
・ひな型シート 「Ugurafu」
・全行自動選択を選択
・読書範囲 「R29C4:R29C6」
【4】「OK」をクリックします。
【5】レポートとひな型シートのリンク設定をします。
セル位置にひな型シートの各項目のセル位置を入力します。
※基本操作のテーブルとひな型シートをリンクするを参照ください。
※ここでは図のセル位置とします。
▶8:手順5
❙ 検索画面にグラフ・ボタンを作成
【1】検索画面にグラフ・ボタンを作成します。
ボタンを作成するセルを選択し、右クリックし「Xcuteナビゲーション」をクリックして
「リンク・ボタン」をクリックします。表示されたメッセージの「OK」をクリックします。
【2】ボタンの動作設定を赤字に修正します。
="|TYPE=BUTTON|Style=|ONCLICK=location.href='procgi.exe?P="&R1C5&"&WriteReport=UGurafu';"
【3】作成が完了しました画面を確認してみましょう。
検索画面の上で右クリックします。「XCuteナビゲーション」をクリックし
「EXCELシートをブラウザで開く」をクリック検索画面の「売上グラフ」ボタンを
クリックします。グラフ画面が表示されます。